おなじみの芸能人たちがいなくなる。

先日、上方落語の大看板である
桂ざこば師匠が亡くなられました。

上方落語というのは
その後継者不足のために、終戦後の昭和２０年代には
いったん、

滅んだ

と言われていたそうです。
そこに、後に上方落語の四天王と呼ばれる
桂米朝、笑福亭松鶴、桂小文枝、桂春団治らが中心となって
上方落語を再興させた、中興の祖のような存在でした。
その四天王の一人
桂米朝の（たぶん）３番目の弟子として
弟子入りし、噺家になった人でした。
かつて爆笑王の異名をとった桂枝雀を兄弟子に持ち
枝雀亡きあとは、本当に米朝一門の大看板として活躍していました。

特に関西ではテレビ出演も多く
感情が先に出て、言葉での表現が少しもたつくような人で
本当に年を重ねるにつれ
味わいのあるいい噺家になっていったものです。

思えば
私が若いころにテレビでおなじみだった関西出身の芸能人が
どんどんいなくなり、淋しい限りです。
上岡龍太郎さん、坂田利夫さん、今いくよさんなど

私自身は現在福岡県で事業をしておりますが、
元来は大阪の人間なので、やはり大きな淋しさを禁じえません。